モンサンミッシェルの壁紙
モンサンミッシェルは、パリの西約300km、ノルマンディー地方とブルターニュ地方にある、サンマロ湾に浮かぶ小島に築かれた修道院である。その歴史は古く、8世紀ごろに最初の原型が作られ、時代とともに増改築が繰り返されていった。この地方は潮の干満の差が激しく、満潮時には海に浮かび、干潮時には陸続きになる。巡礼者たちは陸続きになる干潮のときにモンサンミッシェルまで渡っていたが、急に潮が満ちて海の中に飲み込まれる人も多かったらしい。
19世紀になると対岸との間に陸続きの道路が作られ、潮の干満に関係なくモンサンミッシェルに行くことができるようになった。しかし、そのせいで潮の流れをせき止めることになり、現在では周囲に多くの砂が堆積してしまった。そのため、現在周囲の砂をかき出す作業や、現在の道路を壊して新たな橋を建てる計画が進行中らしい。
モンサンミッシェルは、その特異な景観が非常に美しく、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
モンサンミッシェルと干潟(16)
モンサンミッシェル城内(7)
朝・夕・ライトアップ(8)
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